匠「ん…?あの小さな男の子……半天に甚平か。何とも変わった組み合わせだな。」
俺は側を通り過ぎていった少年を見て
何故か凄く印象的な感じがした。
店員「ご注文は?」
???「んだ!おら、うしさんのおっぱいさー!つんめてえのが、いいだよー!」
???「は、隼っ!ま、またそんな大きな声でっ!い、いつも…す、すみません…。」
店員「いえいえ。隼くんはいつも、アイスミルクをこう言いますからね。もう慣れていますよ。『ミルク先生』は、何になさいますか?」
ミルク「あ………じ、じゃあ、ミックスジュースで…。」
???「ふふ…。もうお馴染みの光景ってやつね。さあ、ミルクくん。出来上がった原稿、チェックするわよ。あ、わたしはコーヒーね。」
店員「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
なんとも不思議な組み合わせだ。
どうやらあの若い男性は「先生」と
呼ばれていたから、多分作家だろう。
しかしまた、「ミルク」とは
かなり変わったペンネームだな…。